久々の更新です。
今年の春は四月から25℃以上の夏日を記録したかと思えば、気温が
急降下したりで、ジグザグな温度差に体調を合わせるのが大変でした。
皆さんは大丈夫でしたか?
そして、脱マスクになってきていますが、まだ外す勇気がなくて、
当分はまだ外せないかな..なんて思ったりしています。
でもこんな混沌とした時代であっても、毎年、春がやってくると、
心が弾むのはなぜでしょう..。
あたたかい春の陽射しに誘われて、どこかへお出かけしてみたくなったり、お庭の
春を告げる花々、芽吹きはじめた木々たちにうれしくて浮足立ってみたり...
なにもかもが、また新たに始まるような気がして、とても新鮮な気持ちになります。
お部屋の模様替えをするのも、毎年この季節。
冬の間あんなにのんきにしていたのに、春になると、むくむくとやる気が
わき起こって、行動力が出るのはなぜかしら(笑) 不思議です。
お部屋のコーディネートと同じくらいテンションアップするのが、この季節のファッション。
毎年、春になると軽やかなパステルカラーを身に付けたくなります。
ただ今年の春夏は、これまでとは熱量がさらにヒートアップ!
エレガント系、ロマンティック系など各ブランドから、今季はノスタルジックな
ボタニカルなデザインや、トワルドジュイの柄のワンピースやスカート、トップス等々、
たくさん出ていて、「あぁ、こういうの待ってました!」と、つい興奮してしまった私です。
すでにボタニカルなワンピース、トワルドジュイのスカートとトップスをgetしたけど、
あともう何点か購入したいなと思案中。
たくさん素敵なものが各ブランドから出ていて、選べないです!(笑)
私のようにアンティークなデザインやノスタルジックなスタイルが好きな方は、
今季はうれしい悲鳴が止まらないのではと思います。(きっと、そうですよね?)
そう、ファッションというのは、いつの時代も女性にとって興味の尽きないものです。
私の大好きな、かの時代もきっと同じだったのだろうな..と、ふと考えた。
あの王妃は、本当はどんなファッションを好んだのだろう...
宮廷の義務感から身に付けていたドレスではなく。
そんな好奇心で手にとった本、「マリー・アントワネットの衣裳部屋」。
この本に出会って、従来のマリーアントワネットのイメージを覆す新たな一面に
触れたのです。実は私は、世間一般に言われているマリーアントワネットのイメージ、
派手好きで贅沢なわがままな王妃、それとはまた違う別の側面があったのではないかと、
ずっと、ほのかな期待を込めて思っていました。
当時、あの哲学者ルソーの思想が貴族層にいくら影響を与えていたとはいえ、
プティ・トリアノンの周りにあんなのどかな村里の風景を創造したからには、
自然を愛する素朴な少女のような部分を持っていたのではないかと..
どうしても思ってしまうのです。
また、当時の庭園の流行が、整然としたフォーマルなフランス式の庭園から、
より自然なかたちの英国式庭園へと移って行ったことも、理由の一つかもしれないけれど。
ただ、彼女の心のどこかに、整然としたもの、華美で重々しいものよりも、
自然でのびやかなもの、可憐で儚げなものに心酔する部分があったのではと、思うのです。
私が若いとき感じていたマリーアントワネットのイメージは、世間一般と同じでした。
派手好きで、浪費家。贅沢三昧な宮廷生活を送っていたわがままな王妃。
そして悲劇的な最期を迎えた。
とても可哀想だけど、でもそれも自らの不注意な言動が、
そうした悲劇を招いてしまったのだと..。
でもこのときは、王妃を正しく理解していなかったのです。
歳を重ねて、マリー・アントワネットに関するさまざまな書物、映画作品、ドキュメンタリー等を
通して、真実の彼女を知っていくうちに、しだいに以前とは全く違う感情を抱くようになりました。
たしかに若かった頃の王妃は、今で言うファッションリーダー的な存在。
人々の目を惹きつけるような高々と盛り上げたヘアスタイルや最新の贅を尽くしたドレスに
身を包み、周囲の貴族の若者たちとゲームや舞踏会など、娯楽や恋に興じたことでしょう。
しかし、彼女も歳を重ねていく度、自我が確立され、子を持つ親となって、
母親としての自覚、そして愛情をより強くしていったのだと思います。
幽閉され窮乏の中で、最期を迎えるそのときまで、家族みずいらずで
過ごしていたことを思うと、胸にジーンとくるものがあります。
なんといっても、彼女の場合は、わずか14歳で一国の王妃となった。
それは自分の意志とは関係なく、政略結婚として決められていたこと。
きっと、とても不安だったでしょうし、宮廷の慣れないしきたりに戸惑い、
泣き明かした日も幾夜もあったことでしょう。
そして最近になって、王妃に対するイメージが変わるのを決定的にしてくれたのが、
こちらの本、「マリー・アントワネットの衣裳部屋」 「名画のドレス」 内村理奈 著

「マリー・アントワネットの衣裳部屋」の中で、王妃の衣裳目録から分かることが書かれていました。
王妃自ら選んだ生地見本から、彼女は、光沢のある派手で豪華な重々しい
布地より、もっと軽やかでシンプルな布地を好んでいたことがわかりました。
内心、やはりそうだったのね!と、とてもうれしく思いました。
「名画のドレス」の本の中でも、ルブランの「薔薇を持つマリー・アントワネット」の絵の頁で、
王妃のドレスのレースについてふれています。
『彼女の地位であれば、豪華な最高級のレースで全身を覆うこともできたはずだが、
そうはしていない。そのデザインをみると、重厚というよりは、軽やかで繊細な印象である。
アントワネットは、実は簡素で繊細で儚げなレースが好きだったのではないかと感じる』
(一部抜粋)
プティ・トリアノンで過ごすときは、ヴェルサイユ宮殿にいるときの華美なドレスとは異なる、
どちらかと言えば、簡素で、軽やかな白いモスリンのドレスを着て、
子供たちと過ごしたというエピソードも頷けますよね。
想像上の話ではなく、なによりも衣装目録などのそれらの古い資料が、
その証を物語っている。
マリー・アントワネット王妃の飾らない別の側面を見たような気がしました。
彼女は豪華な宮廷生活の一方で、プティ・トリアノンに、のびのびと過ごしたウィーンの
少女時代を彷彿させる、牧歌的な村里の風景を望んで造らせた。
それは常に人々の監視にさらされる窮屈な宮廷から、鎧のような重いドレスから解放されて、
唯一、自然体でいられる、彼女にとってオアシスだったにちがいない。きっと...。
若くして一国の王妃となり、慣れない宮廷生活、夫の無関心、愛情を求めて葛藤し、
翻弄し続け、最期は静かな愛に包まれながら誇り高く散った。
そんな王妃を、私はとても愛らしい女性だと感じてしまうのです。
時代が変わっても、いつだって女性は、お洒落が好きで、
そして、幾つになっても真実の愛を追い求めている。
いつの時代も、女性の心というものは変わらないのだから...

プティ・トリアノンののどかな庭に春が訪れ、花々が咲き、木々が芽吹きはじめると、
きっとあのマリー・アントワネットも、心を弾ませて自然美にときめいたことでしょう。
コレクションしている「ちいさな手のひら事典」マリー・アントワネットの本にも、こう書かれていました。
『さまざまな中傷の的となった王妃ですが、現在では、王妃が貞節で
よき母、よき妻だったことがわかっています』と。 (一部抜粋)
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今年の春、イースターの時期に撮った写真です。
写真はすでに四月中に撮っていたのですが、UPするのがこんなにも
遅くなってしまいました...いつものことですが(笑)

今年のイースターは、英国カントリーサイドの雰囲気で、ナチュラルで可愛らしいコーディネートにしてみました♪


ドライフラワーやラビット、鳥さんを遊ばせて、優しい温かみのある雰囲気に。



さわやかな朝の光の中で...。

こちらのアンティークのティーセット(トリオ)は、全部で5客セット。
のびやかで自然なお花の絵柄に惹かれて♪
器の裏を見みると、「COLLING WOODS 」社
1796 ENGLANDと印字がありました。

ミス・マープルのTVシリーズの、(たしか初代ではなく三代目のマープル版だったかな)お庭でのお茶のシーンで、
これとよく似たティーカップが出てきて、おもわず一時停止してじっくり見てしまいました。
やっぱりそっくり!って思って、ひとりでうれしくて何度もそのシーンを繰り返し見て、ニンマリ♪(笑)

こちらもお気に入りのアンティークのティーセット。まさに英国カントリーサイドの雰囲気が素敵☆

「QEEN ANNE」のチューダーコテージのシリーズ。
トリオが6客、ミルク、シュガーボウルが付いたセットです。
コテージガーデンの絵柄が美しく、紅茶もたっぷり飲める深めのカップだから、
刺繡のテーブルクロスを敷いて、いつかお庭でのんびりティータイムしてみたいな~♪

こちらのティーセットも私のお気に入り。
手描きで絵付けしたみたいなタッチで、エレガントすぎず、
とても自然なこの絶妙なバランスが、まさに私好み!
描かれているお花は、カーネーションかな?私の好きなセントーレアのような花や、ほかにも
ジギタリスのようなベル状の花など、こちらも、まさにガーデンでのアフタヌーンティーにぴったりです♪

今回コーディネートしたイースターエッグは、アンティークなデザインがお洒落で、
とても気に入っています。

このお洒落なイースターエッグをどう活かそうか考えて、アンティークなBOXに入れてみました。
半開きになるように調整して、ラフィアを敷き詰めて飾ってみたら、
わあ!かわいい!!

私の大好きなものがいっぱいの、テーブル上のコーディネートを見るたびに、癒されています☆

このハンガリーのラヴェンダーのハーブティーが美味しくて、
春からずっと飲んでいます。 パッケージも可愛いくて好き♪

こちらも私のお気に入り。
「プティ・ポワン」さんのラピスラズリという名のフレーバーティー。
アールグレイベースに、ラヴェンダーやブルーマロウ、ダマスクローズが入った華やかな
茶葉と、ラヴェンダーの清々しい香りがして、紅茶の味のバランスも私好みで
とても美味しくて、今いちばんのお気に入りです♪
フィガロという名の甘い巨峰のお茶もおすすめです!

冬の間、こちらのティーセットを飾っていましたが、(クリスマスの写真に載せています)
ティーポット(コーヒーポット)、シュガーポット、ミルクジャグ、ティーカップ10客!のセット。
春になったので、下の写真のティーセットに模様替えしました♪

こちらも、上の写真のティーセットと同じパリのアンティークショップで出会いました。
ティーポット(コーヒーポット)、シュガーポット、ティーカップ8客のセット。
それにしても、ティーカップだけでも上のティーセットと合わせても18客!
いったいどうやって日本へ持って帰るかなんて考えず、どうしてもこの子たちを
我が家に連れて帰りたい!と、ショップで一目惚れ♪
こちらのショップでは、さらに薔薇の絵柄のケーキスタンドやお皿なども買ったし...
ティーカップやお皿等は、厳重にクッション材に包んでから衣服でくるんで箱に入れて日本へ送り、
ティーポットやシュガーポット、ケーキスタンドは破損したり何かあったらいけないから、大切に
手荷物で持ち帰って来ました。ひとつも割れることなく無事届いて、ほっとしたのを憶えています。
今思うと、本当に幸せだったな...と。
また、もう一度あんな楽しい旅をしてきたい!絶対に!

今がいちばんいい季節。
でも過ごしやすい春の日々は、年々短くなっていっています。
温暖化で、5月というのに夏日の連続、それに加え、雨量も各地異変が...
エアコンを使わなくても涼しかった昔の夏は、もう戻ってこないのですね。(泣)

ブルーや水色のムスカリが春を告げる。
我が家の庭に春が訪れるのは、都心よりも一ヶ月遅れ。
場合によっては、二か月も遅れることも。

昨年植えたピンクのオダマキ。
「咲いたよ!」と、元気よく言っているみたい♪

今年もがんばったね。ライラックさん!
芳香のある花木が大好きなので、ライラックも私の庭には何本か植えてあるのですが、
この子はいちばん最後に植えたライラックで、咲き始めがちょっぴり水色っぽい色から、
だんだん藤色に変わっていく珍しい品種。今年はようやく大きな花を咲かせてくれました。

せっかく咲いたのに...だけど、明日は雨予報。
お花の綺麗なうちに飾ってあげたいと思い、
アンティークグラスに活けてみました。
淡いラヴェンダー色と濃い藤色のグラデーション、
そしてお部屋に漂う甘い香りににうっとり♪
次回こそは、旅行記の続きを!(笑)
昨年の2022年も残念ながら、平和な年とはなりませんでした。
こうしていつものように新たな年を迎えることができましたが、
あっという間の一年だったような、長かったような...ここ数年はなんだか
わからないうちに、一、二年が過ぎて行っているような気がします。
少し時間を巻き戻して、よろしければ、昨年の我が家の
クリスマスの様子に、ご一緒にお付き合いいただけますか☆
私がクリスマスツリーの飾りつけをしていると、何やら物音がしました。
そうっと、ドアを開けて見ると、「まぁ!」
驚いたことに、珍しい訪問者がこの日、我が家にやって来てくれました。
ドアを開けたその先には、なんと、可愛いトナカイさんがちょっぴり緊張した面持ちでいるではありませんか!

「あなたたち、サンタさんのソリからはぐれてしまったの?」
よく見ると、どうやら大人のトナカイではなく、まだ小さな子たちです。
兄弟なのかな...
「さあ、緊張しなくても大丈夫だからね! ようこそ、我が家へ」
「君たちがせっかく来てくれたのだから、クリスマスの飾りつけをがんばって仕上げないとね!」
あともう少し...




毎年、少しずつ集めてきたオーナメント。
少し光沢を抑えたスモーキーでアンティークなニュアンスのものが好み♪
さあ、準備が整いました!

イルミネーション点灯です!
あとはお部屋の灯りを消してと...
すると、トナカイさんたちは慌てて、「まだ待って!暗くするのは待って!」と、
何やら私に伝えたいことがあるみたい...
そして次の瞬間、綺麗にラッピングされた箱を、私に差し出しました。
「私に? 誰からの贈りものかしら?」
静かに箱を開けてみると、中にメッセージカードが!
それは、Kさんからの贈りものでした☆
お互いの誕生日やクリスマスににプレゼントをしあったり、季節の折に
手紙を送りあったりと、私の数少ない心の友であるKさん。
美しい文字で綴られた心のこもったあたたかいメッセージを読むと、胸がいっぱいになりました。

素敵な箱の中には、ティーカップ&ソーサー、そしてデザートプレートの
トリオのセットが入っていました。しかも、私の大好きなトワルドジュイの柄です☆
(お写真に写っているお菓子は自分が用意したもので、Kさんからはトワルのティーセットと共に、
お洒落な焼きティラミスの詰め合わせを頂きました。あとで主人と美味しくいただきました♪)

ポーセリンアーツをされているご友人が作ってくださったそう。
グレイッシュなペールブルーのブランコの少女の柄は、Kさん自らが選んでくれました。
ティーカップの内側には、私のイニシャルであるEの文字が♪
カップの底には、Kさんのイニシャルが施されています。
世界でたったひとつの特別な贈りものです☆
本当に本当にうれしくて、なによりもKさんの優しいお心遣いが伝わってきて...
私の胸は言葉にならない気持ちであふれて、歓喜がとまりませんでした..。
後日、お礼の電話で話が弾んでしまい、3時間も!おしゃべりしてしまいました(笑)
(お優しいKさん、私のばか話に付き合ってくれて、ありがとう)
Kさんは私より年上のとても素敵な女性で、これまでZ様と書かせていただいて
いたのですが、より親しみを込めて、Kさんと呼ばせていただきました。
歳は離れているのですが、人嫌いであまり人付き合いをしない私が唯一と言ってもいい
ぐらい、こんなにも長くお友だちの関係を続けてこられたのは、本当に不思議..。
それは、すべてにおいて至らない未熟な私を受けとめてくれる、
非常に心の広い思いやりのある、Kさんだからこそなのだと思います。
そして、ちょうど今回の(2022)のツリーのテーマが、トワルドジュイだったので、
偶然Kさんの贈りものとピッタリマッチして、うれしさがさらに2倍に♪

オーナメントは、お写真で伝わるか分からないけれど、おそらく
風景画のようなトワル柄なのかな...

メーカーさんのカタログを見せていただいて、ビビッときて、
早めにGetしなければ、きっと完売してしまうかも..と思って、即決しました。
リネン地に、色はラヴェンダーパープルとブルーグリーンの2色。
トワルドジュイのデザインのオーナメントってないかしら..とずっと思っていたので、
偶然にもこうした素敵なお品に出会えてよかったです。

こちらも同じシリーズのミニツリーとリースベース♪
さっそくクリスマスツリーと一緒に、Kさんからのステキな贈りものも合わせて、お写真を撮ることにしました。
「さあ、君たちもこっちにおいで!」
「君たちトナカイさんたちがいないと、クリスマスがはじまらないもの」
「ほら、カメラの方を向いて、いちばんいい顔をしてね!」
カシャッ! カシャッ!
撮った画像を確認してみると、我ながらとっても素敵な写真が撮れていました☆

「君たちもがんばってくれたね。ちゃんと動かないでポーズを決めてくれて。ありがとう」
「そうだ!ステキな贈りものを届けてくれたお礼に、私の手作りのケーキだけど..」
「よかったら、一緒に食べましょう!」

「君たちのお口にあうといいのだけど...」
不安気に彼らのほうを見ると、美味しそうに喜んで食べている様子。
「あぁ、よかった..」
食べ終わると、トナカイさんたちはきちんと並んで、
「とても美味しかったよ。ありがとう。ごちそうさまでした」と、
礼儀正しく、私にお礼を言ってくれました。
とてもジェントルなトナカイさんです!
「こちらこそ、美味しく食べていただいて、私もとっても嬉しかったよ。ありがとう」
私も彼らに、丁寧にお礼を言いました。

2022年のクリスマスも、いつも我が家を見守っていてくれる愛しい子たちと、
そして我が家に遊びに来てくれたトナカイさんたちと一緒に、心温まるひとときを過ごしました。


手作りしたケーキは、毎年恒例のイチジクやクランベリーなどドライフルーツを
リキュールに漬けこんで、マロンクリームと黒スグリのジャムを挟んだケーキ☆
ピンクシャンパンカラーのフロストと粉砂糖をケーキの上から降らせたら、
パールの首飾りがほどけて雪の上に散りばめたようでした。
後方のネストテーブルに飾ったのは、パリのアンティークショップでみつけたアンティークのティーセット。
ノスタルジックな淡い花柄とコーヒーポットやシュガーポット等の、
エレガントで優美なデザインに一目惚れでした♪
そろそろ夜が更けてきました。
「トナカイさんたちはもう帰らないといけないよね? でもまだもう少し、一緒にいてほしいの」
彼らはちょっとの間ふたりで考えていたけれど、私のどうしてもというお願いに、快く応えてくれました。
「君たちのおかげで、今夜はとても楽しかったよ」
「そして、ステキな贈りものと特別なクリスマスを、本当に、本当に、ありがとう」
夜が明けるまで、私たちは楽しくおしゃべりしながら、
神々しく輝く星のようにきらめくツリーを、
いつまでも、いつまでも見上げていました☆

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クッションやインテリア小物ひとつで、印象は大きく変わるものですね。
これまでとはまた違ういちだんとステキなクリスマスの光景に、うっとりです...☆

hachetteの「恋愛小説の世界」のシリーズ。
毎号、購入しているわけではないのですが、「高慢と偏見」や「マンスフィールド・パーク」、「嵐が丘」、
「アンナ・カレーニナ」、「ボヴァリー夫人」等、お気に入りの作品の号は、必ず買うようにしています。
小説として読むのはもちろん、金箔装飾の華麗な装丁はビジュアル的にも
洋書みたいでお洒落なので、本棚にズラッと並べて置くだけで気分が上がります♪
寒いのは苦手だけど、この時期お庭も冬眠に入り、私にとってホッとできる季節でもあります。
お家でゆっくり過ごすのが大好きなので、甘いお菓子を傍らに、
お気に入りの本を開いて、静かな読書時間を楽しみます。

こちらも集めている本、ちいさな手のひら事典シリーズ。
「天使」、「バラ」、「花言葉」など、主に、
自分の興味のあるタイトルのものを集めています。
小さなサイズで、装丁もアンティーク調でとても素敵なので、
持っているだけで幸せです♪

私にとって好きなものに囲まれているのは、何にも勝る最高の癒しです☆

またエリザベートに逢いに、ウィーンへ行きたい...
ウィーンでの楽しかった日々を思い出すだけで、想いは募ります..。
さて、2023年がはじまりました。
今さらながら、明けましておめでとうございます。
新たな年を迎えても、相変わらず世の中スッキリしない日々が続いていますが、
人間、慣れというものは恐ろしいもので、こうした状況も三年目に入ると、
最初の頃は、毎日のように発表される感染者数に真剣に注視していたのに、
今では、その数を見ても増えているのか、減少しているのか、ほとんど分からなくなり、
ただなんとなく、まだ当分はマスク生活が続くのだなと、淡々と受けとめている自分がいる。
ついちょっと前まで異常事態に見えていたのに、時間の経過とともに、それを否応なしに
理解し、受けとめ、それが当たり前のようになって日常化していく。
人間の順応性というか、適応力に、あらためて驚かされる..。
でも、外側から見えない心の奥の芯の部分は、きっとまだ揺れている。
けして受け入れたのではなく、受けとめざるをえなかった現実に...。
いったい、いつまでこの忍耐は続くのだろう...
少しずつ明るい兆しは見えてきてはいるけれど...
まだ完全に不安のない日常には戻れない。でも、足を止めることはできない。
社会はふたたび以前のリズムを取り戻そうと、動き出している。
徐々に海外に行く人も増えてきたし、また大好きなヨーロッパの旅が以前と同レベルで、
安全にできるようになるかもしれない。
ウィルスとの戦いだけでなく、戦争も終結し、人々にもまた笑顔が戻ってくる。きっと..。
明るい希望を見出して迎えた、2023年。
私は信じたい、この地球(ほし)に生きる人類の理性を...
私は願いたい、この世のすべての人たちの心の平安を...

クリスマスにクリスマスの写真が間に合わないのは、毎年恒例のことですが(笑)、
どうしていつもこうなるのか何をやるにも時間のかかってしまう私です。
三歩進んで二歩下がるどころか、四歩も五歩も後退しているありさまで、
こんなのんびりペースのサイトなのに、楽しみにしていてくれる人がいてくださることが、
本当に有り難いです! 心から感謝しています。
これからもこの調子は変わらないと思いますが、こんな私ですがサイトともども、
今年もどうぞよろしくお願い致します。

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