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   11月19日   ~ 香りが満ちる瞬間  ~

ようやく、秋の心地よい静けさを感じるようになりました。

今年は10月に入っても夏日が続いて、あまり秋の季節を感じることが
できなかったな。。と思っていたら、急に冷え込んで秋を通り越して初冬の寒さに。

寒暖差の激しさに、心も身体もついていきません。

先の見えない感染症との日々と、異常気象による自然災害など、
今年も世界中、大変な年になりました。

そうした状況であっても、日々は急ぎ足で駆け抜け、
また一年は巡る。

庭を見ていると、四季の訪れと過ぎゆくその速さを、
まざまざと感じます。


昨年に引き続きこうした状況では、明るい気持ちでガーデニングとは
いかないけれど、そんな中でもハッと心を動かされることもあります。

私の住む所は寒冷地ということもあって、冬はほとんどの宿根草など
地上部が枯れ、3月になってもまだ芽を出さないので、どこに行ってしまったかな、
ちゃんと咲いてくれるかなと心配になるけれど、少しずつ春の陽ざしが暖かくなって
開花時期が訪れると、なにもなかったところから顔を出して、きれいな花を咲かせてくれる。

植物の力って、本当にすごいな。
美しき神秘に魅せられる、そんな毎日です。



4月、お庭に真っ先に濃密な香りをもたらしてくれるヒヤシンス。

ピンク、パープル、カシス、ホワイトのヒヤシンスが、チューリップやムスカリたちと一緒に
お庭のあちこちに顔を出して、春の訪れを告げます。


5月はスミレ、ビオラ、パンジー、ナデシコ、セントーレア、タイム、早咲きの薔薇、
シャクヤク、そして大好きな白、ピンク、ラヴェンダー色のライラック。

私の庭は、春の花の芳しい香りでいっぱいに包まれます♪


6月、ライラックの次はベルエトワールなど芳香種のウツギにバトンタッチ。

それに続くように、うっとり爽やかな甘い香りを放つハニーサックル。
白×黄色、ピンク、朱色に彩られて、庭は一気に華やかになります。

やがて気温上昇とともに、ダマスクやフルーツ香などの
イングリッシュローズやフレンチローズが次々と咲き出します。

お庭に出ると、これらの濃厚な花々のエッセンスが庭中に満ちて、
甘くとろけそうな香り、みずみずしいフレッシュな香り、さまざまな香りが混ざって、
天然の上質なエッセンスのシャワーを浴びている感じ。

言葉にならないくらい幸せな気持ちになります。

その甘美なる麗しき香りに、めまいを起こしそう。。
まさにそれは、香りが満ちる瞬間(とき)。


5月、6月の庭が絶頂期。この時期のガーデニングはとても楽しいです♪

いよいよ夏に入ると、いざ暑さと虫との戦いです!


7~8月、夏の間は、暑い太陽の陽射しに負けないハーブの出番。

ラヴェンダー、オレガノ、セージなど、ハーブのすっきりシャープな香りは、
暑い夏に清々しさをもたらしてくれます。

マリーゴールドやエキナセア、日日草も、長く花を咲かせてくれるので、
夏のガーデンの彩りに一役買ってくれます。

そして、庭木は華やかなブッドレア。
夏の庭の主役です。

ちなみに私の庭には夏に咲く芳香種のブッドレアと、5月~6月頃、
しだれるように花を咲かせるブッドレアがあります。

これがまた、と~ってもいい香りがするのです☆


それからフロックスを忘れてはいけません。これも春に咲く可憐な
芳香種のと、夏に咲く大輪の芳香種を植えてあります。


それに紫陽花に似たノリウツギも、ほんのりいい香りがして、
こうしてみると、お庭に植えてある花や花木の植物はみな、私好みの芳香のあるものばかり。


やはり、香りは暮らしに欠かせません。

でも実は、香水も毎日付けないし、ディフューザーなどルームフレグランスも強い香りは苦手。


結局、自然の植物がもたらす香りに勝るものはないのですね。












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今、お庭は寒くなってきたので、咲いているお花は少なくなってきたのですが、
薔薇「パリジェンヌ」が、玄関脇で秋色のお花を数輪咲かせてくれています。
あとは、ハニーサックルの花期の長い種のものが数輪と、同じく花期の長いピンクの
チェリーセージが勢いよくたくさんの花を咲かせています。

今年も庭の花々の写真を、いっぱい撮りました。






オオデマリとピンクのウツギの共演♪











こちらは、ライラックとオオデマリ、そして青空の共演♪









深紅の芍薬と淡いピンクのウツギ。











こちらは淡いピンクの芍薬。










年々、大きくなって頭が重そうです!











ピンクとオレンジのハニーサックル。












この種類は花期も長くて、春から夏の間咲いて、また秋にも数輪咲かせてくれます。











この日は見事な青空に恵まれました♪

薔薇と芍薬の咲くタイミングが、いつも先に蔓バラが満開になってしまったり、
芍薬が遅れて咲いたり、なかなか満開の時にバッチリ合うのが難しかったのだけど、
今年はピッタリ合って、その隣のオオデマリも咲いていてくれて、
奥の濃い紫ピンクの芍薬と、手前のホワイトピンクの芍薬と揃って咲いてくれました。

今年は4月が寒くて、春の訪れが遅かったのが逆に良かったのかな。










薔薇「ヴィオラ」と「レオナルド・ダビンチ」、ウツギの花の共演♪

薔薇の「ヴィオラ」は、その名前に惹かれて2年くらい前に植えたのだけど、
あまり日の当たる場所じゃないから成長できるか心配だったのですが、
今年、ちゃんとアーチに届いてくれました。

この時は、まだ咲き始め。
ここからスミレ色のちいさな花をたくさん咲かせてくれました。













木立性、シュラブの薔薇の中で、私の庭では真っ先に咲いてくれる
薔薇、「ポンパドゥール」。









とても香りが良いので、咲いたらすぐにリヴィングに飾ります♪












薔薇「レオナルド・ダビンチ」は、発色がとても良いので、室内というよりは、
どちらかと言うと庭で咲いている姿の方が素敵なのですが、花持ちもとても良いので、
色味が合う薔薇「ラ・パリジェンヌ」やほかのお花と合わせて、なるべく自然な
雰囲気になるようにブーケにして飾ります。











玄関入ってすぐの階段のフォーカルポイントに。













エンジェルの花台の上に飾って。。












かすかに見えるでしょうか。。
窓の向こうに、淡いピンクの満開のウツギと薔薇「レオナルド・ダビンチ」が咲いています。

ここから見る眺めも好きなんです♪










淡いサーモンピンクの優しい色が素敵です。

デビット・オースティンの薔薇は、どこか気品が漂ってエレガント☆










薔薇「エドゥアール・マネ」

まさに絵筆を重ねたように、花びらにブラッシュが入る花姿は、
ドラマティックでミステリアス。


その馥郁と芳しい香りは、ポプリにした時もほんのり残り、ほかのピンクや紫、黄色の
自作の薔薇のポプリの中に入れると、ブラッシュが映えて彩りがさらに豊かになって、
とても素敵に仕上がりました。私のお気に入りの薔薇です。









大好きなパンジーやモルダナと薔薇を合わせた春のブーケ♪

その名前の通り、とても強香でダマスクローズの芳しい香り。

もちろんポプリにしても、しっかり香りを留めているので、
あえてポプリオイルは加えずに濃厚な香りを楽しみます。










グレイッシュなラヴェンダー色が素敵な薔薇、「ノヴァーリス」は、
青系の薔薇のなかでも強健で、夏の暑さにも負けず、秋にもたくさん
花を付けてくれる大好きな薔薇です♪














散りかけた薔薇ももったいなくて、エンジェルの花台の水の入ったベースに浮かべて。












やっとのことで、「シェーンブルン宮殿」をUPできました。

いつも長文になってしまう旅行記を、最後まで読んでくださって、
本当にありがとうございます。

3年前の旅行記をのらりくらりと、マイペースに今だ未完のままでいる
そんな人は、私ぐらいだと思いますが(笑)
。。。

もっと簡潔にまとめないとと思いながら、建物の説明やどこに行って感動した、
楽しかった、美味しかったという旅のレポートでは、読む人も、自分自身も、
なにか物足りないんじゃないかな。。と。

そんな思いから、自分なりに感じたことや考えを必ずどこかに入れるようにしています。

ウィーン・プラハの旅から帰ってきた際、感じたこと、感動したこと、
気づいたこと、味わった感想など、走り書きのようにメモしてあったものを、
随所々拾い上げて、文章を立て直し、旅行中のプライベートな様子を伝える
ところではくだけた言葉で、しっかり自分の感じたことを伝えたいところは、
なるべくきちんとした言葉を用いて、文章に仕立てるように心がけました。


ウィーン・プラハの旅から私が持ち帰ったものが、なにかひとつでも
読んでくださった方々に伝わっていたらいいなと思います。


これからもがんばりますので、よろしくお願いします。



     「シェーンブルン宮殿」 

(薔薇のアイコンをクリック)




朝晩の気温差が厳しくなってきましたので、
お身体に気を付けてお過ごしくださいね。





















    7月9日     ~ またいつの日か。。  ~