ザッハー・ウィーン -cafe Sacher Wien-


この日わたし達が向かったのは、ずっと行きたかった憧れの「ザッハー」。
ウィーンを代表する高級ホテルの1階にある伝統カフェハウス。








ウィーンのスウィーツと言えば、ザッハートルテ。皆さんご存知ですよね!

こちらのオリジナルのザッハートルテは、もう有名すぎるくらい大人気で、
観光シーズンということもあって、この日も行列覚悟で向かったのですが、
正午前に着いたこともあって、それほど混み合っておらず、すぐに席に案内されました。


ヨーロッパの人たちは、少しでも太陽の陽ざしが出る季節になると、
カフェやレストランなどテラス席から埋まっていき、各々くつろいでティータイムを
過ごすそうですが、この日も午前中から外の席も人気みたいで、ほぼ満席。
室内のほうが割と空いていたので、お目当ての席につけてラッキーでした☆



おかげで良いアングルの写真がいっぱい撮れました♪
(礼儀かと思い、許可を頂いて写真を撮らせていただきました。)







これと同じシーンで、ウェイターさんが写っているのと、写っていない
写真があったのですが、ウェイターさんが写っている方が、リアルな
カフェの雰囲気が出ていいなと思い、こちらを選びました。

エリザベートの額絵の下の女性も雰囲気があって、素敵でしょ☆











こちらの席には、皇帝フランツ・ヨーゼフの肖像画かしら。

そこかしこに小さな額絵が掛けられていて、格調高い雰囲気。













私たちが頼んだのは、お約束のオリジナル・ザッハートルテはもちろん、ウィーンを代表する
有名なケーキのひとつ、アプフェルシュトゥルーデル。これは皆さんご存知だと思いますが、
シナモンと甘く煮たリンゴをうす~い生地で巻いて焼いたウィーン風アップルパイ。

それともうひとつ、言うなればアプフェルシュトゥルーデルの中身がシナモン林檎なら、
こちらは中身がチーズになったトプフェンシュトゥルーデル。

カード(フレッシュチーズの一種)を、ごく薄い生地で巻いて焼いたケーキです。

こちらもザッハーおすすめのケーキと本にあったので、今回はこの3つのケーキを頼みました。
もちろん、メランジェをお供に♪











メニューの写真はアンナ・ザッハー。
アンナの有名なお話は、皆さん知っていますよね!





さて、名物のオリジナル・ザッハートルテ、デーメルとの違いは?と思って調べてみると、
「ザッハー」のザッハートルテは、1832年、当時16歳のフランツ・ザッハーが考案した
チョコレートケーキ。チョコスポンジにアプリコットジャムを挟み、表面にはチョコ入り
グラサージュ(糖衣)をかけてある。クリーミーな無糖ホイップクリーム付き。

「デーメル」のザッハートルテは、アプリコットジャムがスポンジとグラサージュの
間だけに塗ってあるのが、「ザッハー」との大きな違い。
無糖のホイップクリームはオプション注文で付けられます。




どちらのザッハートルテも味わいましたが、どちらもとても美味しかったです。
「ザッハー」ではホイップクリームが付いているのですが、無糖なのでもたれず、
なめらかで、ザッハートルテとちょうど良い甘さで食べることができました☆

アプフェルシュトゥルーデルは、思っていたとおりの期待を裏切らない味でした。
そして、中でも私たちが気に入ったのが、トプフェンシュトゥルーデル。

しっかり濃厚なチーズが中に入っているので、おすすめするだけあって、
とてもおいしかったです!












まさにこの光景です!!

本で見てずっと憧れ続けてきた美しすぎるティールームの光景が、
今、私の目の前に広がっています。。

こんな格調高く優雅なステキなお部屋でお茶が飲めるなんて、本当に幸せな気持ちに包まれました。

気候もちょうど良くて清々しいし、こうしてお茶していると心の中がスーッと晴れ渡って、ハッピーな気分♪




日本を出てきた日は、ちょうど蒸し暑さが増してきた頃だったので、こちらに着いて、カラッと
さわやかな空気で、朝晩は肌寒いくらいでスプリングコートを羽織って調度の気温にびっくりしました。

一日中、街歩きしていても、とても爽やかで気候のせいか、全然疲れません。










さあ、ティータイムを終えて、外に出ると、黒服でビシッと決めた「ザッハー」の
ホテルマンが、ちょうどお客様を出迎えるために準備しているところでした。

その立ち姿のかっこ良さに、「ザッハー」を背景におもわずカメラを向けたいところでしたが、
断りもなく撮影するのは失礼かな。。と思い、やめておきました。
(でも、やっぱり一緒に撮ってもらえばよかったかな~。。)



日常を離れてエスケープ。
至福のティータイムに浸った一日でした☆





















   ディグラス - Cafe Diglas-

ウィーン行きが決まってから、ここに来るのをずっと楽しみにしていました。

いいえ、本当は、ウィーンに旅する計画なんてまだ何もなかった、ずっとずっと前から、
本で紹介されていた「ディグラス」のお店の可愛らしいピンクの外観を見た
その時から、ずっと行ってみたくて、行ける日を夢見ていました。

今回、ようやくウィーンを旅することができて、いろいろ有名なカフェはあるけれど、
真っ先に「ディグラス」の予定を立てたぐらい意気込んでいました。

滞在中、本当は3回以上行くつもりだったのですが、はじめてのウィーンで、
街は素敵すぎるし、見てみたいショップもたくさんだし、王宮はもちろん、教会、大聖堂、
そして美術館、見どころが盛りだくさんで。。だからと言って、駆け抜けるように手短に見学して
しまうのは意味がありません。実際は、そんなにお茶ばかりしていられませんでした。。

何度もやっぱり訪れなければ、達成できないのですね。。

さて、この日も、ペーター教会、イエズス会教会、シュテファン寺院をそれぞれ
ゆっくり見てから、お茶しに「ディグラス」に寄りました。








入り口近くの席の新聞に目を通している紳士。。
これぞウィーンのカフェ、絵になる光景です。


店内も時間的に混んでいたのですが、ちょうど窓際の席が空いたので、
あそこの席いいですか?と訊いたら、もちろんOKだよ!と笑顔で応えてくださったので、
ラッキーでした。なぜ窓際の席がラッキーかというと、それは、オーガンジーのフリルの
ドレスのようなラブリーなランプシェードが、窓際席に付いているからなのです。








色はピンクやスモーキーなブルー、グレーなどいろいろあるのですが、その日の服に
ピッタリ合うスモーキーグレーフリルのランプシェードの席に、グッドタイミングで座れました。















ケーキはショーケースの中から選ぶスタイルなのですが、食べてみたいケーキが
いっぱいで、選ぶのが大変でした!








いちばんに選んだのが、クランブルのケーキ。次にダークチェリーのティラミス風のケーキを♪

彼は、マリアテレジア。(アプリコットリキュール入りコーヒー)
私はフレーバーティー。







イギリスのケーキのような家庭的なほっこりするお味で、本当においしかったです!
近所にあったら、毎日来たいぐらい!!









本当に期待通りで、店内もおしゃれで、大好きになってしまいました♪

But.. .窓際の席になって浮かれていたせいか、カフェの可愛らしいピンクの外観を
背景に写真を撮るのを忘れてしまいました。。なにをやっているんでしょう。。私は!!










食事メニューもあるから、次来るときは、ウィーンに着いたその日に
カフェごはんしに来ようねって、二人で約束しました。