今日は、いよいよプロヴァンスへ。
3日間お世話になった、Hotel Saint Dominique 。
クーラーなしはちょっとキツかったけど、両開きの木の扉を開けて風にあたるのも、
それはそれで雰囲気があってよかったかな。。エッフェル塔へも歩いて行ける距離だったし、
トワル・ド・ジュイ(なのかな?)の壁紙や、アンティーク家具。。パリの古いアパルトマンに
暮らしているような気分にちょっぴり浸れた3日間でした。

クレープとパニーニで朝食♪
パリッとしていて、おいしかった!





重いトランクを引きずって、再び出発です。
エクスへは、リヨンからTGVで向かいます。
チケットは日本からインターネットで予約して、送られてきたものをコピーして持ってくればOK!
そんな簡単でいいの?!日本じゃありえないカンジ。。。
でもそんなアバウト?なフランスがすき♪
そういうわけで、チケットのために駅に着いてから慌てたりしなくて済むので、とってもラク!
そろそろ時間。ホームへ。1等車を予約しておいたので、席を確認。

いよいよ出発です。車内はクーラーが効いていて、気持ちいい♪
パリのメトロではクーラーなかったから、もしやTGVも。。なんて心配していたんだけど、よかった!
座席は、ほぼ満席。窓の外の景色があっという間に過ぎて行く。
エクスにはアヴィニョンの後に停車します。エクスまで約3時間?だったかな。。
しばらくはたっぷり時間があるので休んで行こうと思ったのに、なんかプロヴァンスのこと
考えたらわくわくしちゃって寝てなんかいられないっ!でも今回もレンタカーを借りるので、
イギリスの時と違って、そんな簡単な道じゃなさそうなのでちょっと心配。。

移動のお写真がなくてゴメンナサイ。。。
TGVをバックに私のドアップの写真があるけれど、さすがにこれは使えないし。。ネ!
電車はようやくアヴィニョンに停車。
わ〜次だよー!脱いでたエスパドリーユを早々に履いたりして、なんかそわそわ落ち着かない!

そして。。エクス到着。
ホームに降り立つと、気持ちいい風が吹いている。
トランクをゴロゴロ引いて駅を出て、ハーツレンタカーへ。
今回もお世話になりま〜す♪分かりやすいようにとフランス語と英語交じりの説明に、
ますます、なんだか分かりにくくなって。。(笑)でもなんとなく言おうとしていることは分かったので、
キーをもらって車の所へ。荷物を入れて、出発前にちょっとクーラーを効かしておいてから、乗車。
冷たいジュースも買って、さあ、出発で〜す♪
大丈夫かなぁ。。ただでさえ、左ハンドルで逆車線だし。。。
私だったら完全にパニくると思う。。すぐに対応してしまう彼がコワイ。。
今日泊まるボニューへは、一応、道順はあまり複雑でないルートで向かうことに。

エクス中心に近づくと大きな道路と合流して、思っていたよりかなり複雑。。
途中でやっぱり分からなくなっちゃって、近くの郵便局の駐車場に入る。
車を降りて道を聞こうと思ったら、16:00で郵便局はclose。
どうしよう〜って思ってたら、そこへ車が入って来て、女の人二人が降りて来て、
道を聞いてみたら、途中まで案内するから後に付いて来て!と言ってくれたので、
急いで車に乗って付いて行く。途中、また大きな道に合流する所にぶつかって、
間に他の車が入ってしまい、あの女の人たちの車を見失ってしまいました。
せっかく、いい所まで来ていたのに。。また、ふりだし。

適当に戻って道を探していたら、偶然、当初行こうと思っていた道にぶつかりました。
あーよかったぁ。。。そのままひたすら進んで行ったら、なんかだんだん近づいてきた気がして
喜んでいたのだけど、小さな街?村?に出て、これを過ぎてまだ上に向かうのか迷ってしまったので、
また聞いてみることに。そうしたら、この上の道を行くには山道だから道が細すぎてとても危険で
難しいということで、(身振り手振りで説明してくれたので、だいたい理解できました。)
もう一度、エクスの方に戻ってから目指して行ったほうがいいと言われて、もう〜またふりだし。くすん。。

私もがっかりしたけど、見知らぬ所での運転の彼の方が何倍も辛いはず。
私が気を落としたりしちゃダメだ!慌てず、ゆっくり、安全運転で行こう!!
それからは、また適当に道を入っては、途中で人に聞くの繰り返し。
どうやら私たちが当初行こうと思っていたルートは山道で、そこを通って行くのはかなり無謀らしい。
なんだそうだったんだ。。。一本道で行こうとしていたのが、そもそもの間違いだったんだ。。
何回か人に聞いて、ようやくルートがつかめてきました。
だんだん日が暮れてきたので、なんとしてでも真っ暗になってしまう前に着きたい。
教えてもらった通り進んで来て、ようやくルールマラン近く。あともう一息。
すでに外は暗くなってきて、ライトを点けながらゆっくりと細い道を進んで行きます。

途中、散歩中の女性に会い、ここを過ぎて山道を上がって行くとボニューだと教えてもらい、
もうひと頑張り。ルールマランを過ぎて、かなり怖い岩山のわき道を上がって行って、
あまりにも山奥に来てしまった気がして、外は真っ暗だし、もう着かないんじゃないかと不安に
なってしまいました。やがて、山道から出て、そろそろ近くまで来ているのかもしれない。
あまり大きな看板とかは出ていないので、ゆっくりとライトで照らしながら進んで、
木の看板が出ていると泊まる所の名前と確認しながら。。。

やっとそれらしき看板を見つけて細い砂利道を入っていくと、建物が見えてきました。
駐車場に車を止めて、確かめてみることに。コピーして持ってきた写真と似ているような気も
しないでもない。でも、電気も点いてなくて真っ暗。それでも入って行くと、ものすごい勢いで
犬が走ってきて、暗くて見えないから初めは何かと思って、びっくりしちゃった。。
聞いてみるにも人はいないし、どうしよう。。って思っていたら、そこへ一台の車が帰ってきて、
男女4人(たぶん、ご家族)の人たちが私たちに気づいて、どうしたの?と声をかけてくれました。
今までのいきさつをたどたどしい英語で話すと、何やら話し合っています。。
今夜は宿なしかも。。もしかしたら予約されてなかったのかも。。不安はつのるばかり。。
男の人が、心配そうな私たちに「ノープロブレム!」と言ってくれました。
とっても不安だったけれど、その一言でちょっと安心しました。
彼が一瞬、キアヌに見えました(笑)

女の人が(奥さん)電話をかけてくれて、しばらくしたら、オーナーの方が来ました。
ワンちゃんも一緒で。(ここのワンちゃんだったのね♪)
あまりにも遅い時間だったから、今日はもう来ないのかと思ったらしいです。
私たちも道に迷って、何度も道を戻ったりしたので。。心配させてしまって、ごめんなさい。と
言いたかったのですが、フランス語で何て言ったらいいのか分からなくて。。。
ただただ、Sorry。。Sorry。。情けないナ。
でもオーナーの方は笑顔で迎えてくれて、荷物を持ってお部屋に案内してくれました。



着いたのは真夜中だったので、お部屋の写真は翌日撮りました。
優しいブルー系で、とってもかわいいお部屋でした♪






それぞれのお部屋ごとにエントランスがあったので、それもうれしかった♪
でも何よりも、お部屋のドアを開けたとたん、これまでの苦労や疲れが一気に吹き飛んでしまいました。
うわ〜♪♪♪おもわず、声あげちゃった。。こんなお部屋に一度泊まってみたいと思っていたから、
まさに今、夢にまで見たお部屋が。。。あー長い道のりだったけど、がんばって来た甲斐があったと
彼も大喜び!外はパリよりずっとひんやり涼しくて。。ベッドのキルトカバーも可愛いし、
今夜は疲れも手伝って、ぐっすり眠れそう。

とてもじゃないけどこれから外出してレストランへ行くのは、ムリ!
こんな時に備えて、買っておいてよかった〜♪例のポット。
お湯を沸かして食べた「健太郎」は、おいしかった〜!!心まであたたまる。
海外に来てまでこうゆうのは邪道だなんて、以前は思っていました。でも、イギリスの時も身にしみて
感じたのだけど、心まで疲れて体調を悪くしてしまったら、せっかくの一日が台無しになってしまう。
やっぱり旅は健康で、楽しくないと!理屈を言ってる場合じゃないんだって改めて思いました。

今夜はシャワーを浴びたら、ぐっすりかな。。なんて思っていたら、
そうでもなくて。。。どこに行こうかな。朝食楽しみだな。。
明日の朝が来るのが、楽しみで待ちきれなくて。。
明日もきっと、いいお天気!
気分爽快のボニューの朝を思い浮かべて♪
おやすみなさい。。