春の訪れとともに、お花の妖精たちが長い眠りから
一斉に目覚めました。

愛らしいお顔で春の世界にうっとりとため息を
ついているのは、スミレの妖精です。

小鳥たちもうれしそうに、その自慢の歌声も高らかに、
互いに響かせ合っています。


人々もみな、春の到来を喜び合うように、
街中が、賑やかな活気に包まれています。

あちらこちらから、花売りの元気な声が聞こえます。

「愛しいあの子にスミレの花束を贈りませんか♪」

あの声は、まだ少年のようにあどけない男の子。。

鳥たちも、愛のメッセージの伝達に、
飛び交いながら、大忙しです!


妖精たちも、植物や動物たちみんなにとっても、
そして、人間たちにとっても、春は特別なのです♪

うららかな春の陽ざしにまどろみながら、
手にした詩集の春の1ページを開く。。


すると、いつのまにか、みんな夢の中。。

一斉に冬の眠りから起こされてしまったから、
きっとまだ眠いのですね。

ぐっすり気持ちよさそうな寝顔を見ながら、
静かに。静かに。起こさないように。

そっと、風にそよぐ
スミレ色のベールを降ろして。。













春のガーデンに一斉に花開いた、大好きなスミレの園のような、
そんな春らしいロマンティックなリースを作りました♪


実は、薔薇や甘美な香りを漂わせている存在感のあるお花たちが
たくさんある中でも、なぜか、真っ先に心が惹かれてしまうスミレ。。

お花にしても、アンティークにしても、気付けばいつも、
決まってスミレモティーフのものを選んでいる私。。






そんな私がずっとずっとリースにして作り上げたかったお花。。

野に咲く可憐なスミレ、そしてパンジーよりも小振りで可愛らしいヴィオラ、
それらのお花たちの春の物語を、夢のあるストーリー仕立てに描きながら、
春の歓喜とともに想いを込めて、作品に仕上げました。







前作の「Secret Sweet Garden 〜 秘密の花園 〜」シリーズに引き続き、
今回の作品も、ハートのリース、その中央にヴィクトリアンカードの
コラージュのデザインです。プリザーブドフラワー、アーティフィシャル
フラワー、ヴィオラに散りばめた小さなスワロのアメジスト・クリスタル、
レース&リボンをたっぷり贅沢に使って、さらに作品力をグレードアップ。

ロマンティックでノスタルジック感漂う、ほかにはふたつとない、
世界でたったひとつの、あなただけのオンリーワンのリースです♪






トップに結んだMOKUBAのモーヴピンクのベルベッドリボン♪






レースも重ねて、長さもたっぷりとっているので、優雅でエレガント。
リボンの動きはお好きなように出してみてくださいね。






ハートのリースの真ん中には、ヴィクトリアンカード&レースの
コラージュという女心をくすぐる、ロマンティックなデザイン。







お花の色合いも、愛らしい甘さの香る可愛らしい印象ながらも、
落ち着きのあるしっとりとしたスミレ色、それを活かすように、
アンティークホワイトやグレイッシュなラヴェンダー、
ミスティ・パープルを間に入れながら、エレガントな情感も
漂わせるように、、色合いのバランスをとりました。







お花の間には、レースもたっぷり♪

子供っぽくなりすぎないように、優しいアイボリーやモーヴ系
の繊細なレースを重ねて。大人の女性たちが子供心に帰って、
想い出の扉を開く、そんな時間旅行に連れ出してくれる、
夢のあるストーリー性を込めて。。







コラージュのヴィクトリアンカードは、スミレモティーフのものを
セレクトして。春の訪れを告げる小鳥たち、スミレの花のエンジェル、
花売りの少年、穏やかな陽ざしにまどろみながら、手にした詩集の
春の1ページを開く。。。思い思いに、それぞれ想像を膨らませて、
あなただけの春のフェアリー・テールをつくってみてくださいね♪







ちょっぴりくすんだピンクのアンティークなローズを中央に☆







いくつか作品を生み出すうちに、素敵なお客様たちと出逢い、
創作意欲が刺激され、そして、自分自身の感性も高められ、
さらなる創作の世界を知れば知るほど、作品に凝れば凝るほど、
使う素材ひとつにしても、重要な役割を秘める。

そのひとつが、コロンとまあるいかたちのクラシックなローズ。
これを入れるか入れないかでは、作品から伝わってくる印象、
響き、余韻までもが、いちだんとグレードアップする。

ただ、その贅沢な気分とともに、コスト面もそれなりになって
しまう。。1輪あたり通常のプリザのローズの倍近くの価格。。

でも、飾っていただくのなら、ずっといつまでも永く大切に、
作品に愛をそそいで見ていただきたいから、妥協せずに、
心のままに美しいと感じる姿で、作品をお届けしたい。。

コスト面も今いちばんの課題でもありますが、作り手のそんな
想いも作品から感じとってもらえたら、心からうれしく思います。







さあ、春のスミレのティータイムのはじまりです♪

ヴィクトリアンのイメージだけど、こんなふうに、
スミレの小花を散らしたようなシックなリネンをリースの
背景に合わしても、すっと馴染んで見える。。

Fil de la destineeが贈りたいのは、そんなロマンティックな
甘さの中にも薫る、ノスタルジックな優しいひととき。。







しっとりした綺麗なスミレ色を活かすためにも、
ホワイトローズをたくさん入れています。

そのコントラストを中間色がやわらげてくれています。
アンティークホワイトのふんわりまあるいクラシックローズは、
贅沢にも、12輪そこかしこから見えるように入れています。


ヴィオラに散りばめたスワロのクリスタルも、いちばん
小さめの、色も馴染むアメジストを選んで、ほんの少し
ささやかに煌めく程度に入れていますので、ギラギラとした
強い感じにはなっていないので、安心してくださいね☆






ハート型のいちばん下のお花の部分にも、
フリルのように軽やかにレースを重ねて。







ふんわりクリームのショートケーキも優しい雰囲気だけど、
ビターなチョコレートケーキやショコラのスウィーツも
スミレには好相性なのですよ♪







今宵は、こちらのリースが春のティーパーティーの主役です!






今回、作品と合わせたのは、イギリス旅行で出逢った
ハマスレイのすみれのティーセット♪

あの時の感動が、今もなお忘れられない、
私のいちばんのお気に入りです☆







スミレの花びらが舞い散るテーブルに、シュガーシフターで
春の夢を降らせて。。。







エレガントなヴァイオレット、優しいラヴェンダー、
甘美なライラック。。。すみれ色のグラデーションに、
清々しい風を感じて。。







記憶の中の光に呼び起こされているのか。。
それとも、この香気が目覚めさせるのか。。

いつしか、いにしえの時を越えて、
この心は、中世のお邸の舞踏会の中へと迷い込む。。






コラージュにも、スワロのクリスタルやちいさなスミレの花、
ちっちゃなパールに優雅な旋律を描くりぼんを結んで。。







レースは繊細なチュールやいろんなタイプのを重ねて入れていますが、
やっぱりMOKUBAのレースをたっぷり使うと雰囲気がアップします☆







スミレが奏でる儚い春のポエトリー。。。







リースの裏にはこんなふうに全体に布を貼りましたので、
お部屋の壁に飾らずに、ガラスキャビネットの中や雑貨小物、
アンティークと一緒に置いて飾りたい方にもおすすめですよ☆








愛らしいスミレの妖精、想いを寄せる花売りの少年、それを見守る小鳥たち。。
春の訪れからはじまった、このフェアリー・テールの続きを、
あなたにも綴ってほしいな。。♪










*** The Fairy Tale of a Spring Viola ***

Special Thanks! Sold Out!


size: いちばん長さのあるところで、縦・横ともに約34p程。




*** material ***

プリザーブドフラワー
(ローズ・紫陽花)
アーティフィシャルフラワー
(ローズ)
(ベルベットタッチのハイドレンジアの花びらをヴィオラとして)
レース・リボン・パール
クリスタル・アメジスト(スワロフスキー)
布地・ヴィクトリアンカード













* 自然素材を用いてひとつひとつハンドメイドのため、多少の不具合はご了承ください *

* プリザーブドフラワーは自然のお花を特殊加工しているものです。
花びらの切れ目や若干の大きさ・形・色の違いはご了承下さい *